世界初の電化道路網&フォード、テスラと提携&インドネシア鉱山とEVバッテリーに90億ドル投資

ここでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介します。

自動車業界の興味深いニュースを3つ厳選し、この分野の最新動向をスピーディーに理解していただくために、情報を簡潔で分かりやすい形式で紹介していきます。海外メディア等からのニュースも取り上げて参ります。

― 今週の3選  ―

May 31, 2023

1.スウェーデン、走行時にEV給電する世界初の電化道路網を建設へ

スウェーデンは、EVが走行中に給電できる「Eモーターウェイ」(給電高速道路)を世界で初めて建設する。

2025年までに、まずスウェーデンの主要都市であるストックホルム、ヨーテボリ、マルメを結ぶE20号線の20キロメートル区間に敷設され、2035年までには3000kmまで拡張される予定。。

スウェーデンは長年にわたり、大型車用の架空電線(カテナリー方式)、道路のアスファルトの下に設置する充電コイル(インダクティブ(誘導)方式)、電気トラック用の充電レール(コンダクティブ(地上)方式)の3つの給電ソリューションをテストしてきているが、E20号線の給電方式はまだ決まっていない。

道路が電化されれば、EVの走行距離が伸びるだけでなく、バッテリーパックの小型化により、より安価なEVが実現できるとされる。

May 25, 2023

2.フォード、テスラと提携し、顧客にEVスーパーチャージャーへのアクセスを提供へ

来年から、米国内のフォードのEVオーナーは、フォードのモバイルアプリを使って、テスラの12,000のスーパーチャージャーステーションを利用できるようになる。

このパートナーシップは、フォードのジム・ファーリーCEOとテスラのイーロン・マスクCEOより、Twitter Spacesのライブストリームで発表された。

ファーリー氏はまた、フォードの次世代EVは、ゼネラルモーターズ、アウディ、リビアンなど、他のほとんどのEVメーカーが採用しているCCS充電器ではなく、テスラ式の充電ポートで作られると発表した。テスラの充電ステーションは、米国ではCCSステーションよりも数が多い。

既存のフォードの電気自動車は、テスラのスーパーチャージャーにアクセスするためのアダプターを使用する予定。

昨年11月、マスク氏は他のEVメーカーにテスラの充電ポートを使用する車両の製造を呼びかけ、フォードはマスク氏の申し出に応じた最初の大手自動車メーカーとなった。

May 31, 2023

3.グレンコアを含む海外企業連合が、インドネシアの鉱山とEVバッテリーに90億ドル投資

スイス鉱山大手グレンコアを含む英国のコンソーシアム(企業連合)が、インドネシアの鉱山とEV用バッテリー分野に約90億ドルを投資する計画であることを、インドネシアのバフリル・ラハダリア投資相が31日に明らかにした。

世界最大のニッケル埋蔵量を誇るインドネシアは、世界最大のEVメーカー向けにバッテリーや自動車を生産することを最終目標として、関連産業の開発に意欲的に取り組んでいる。

同省は、英国のコンソーシアムにグレンコア、インドネシア国営鉱業会社アネカ・タンバン(アンタム)、素材大手ユミコア、エネルギー大手エンビジョン・グループなどの企業が参加していることを明らかにしている。

国営バッテリー会社インドネシア・バッテリー・コーポレーションのトト・ヌグロホ最高経営責任者は、今回の投資により、インドネシアが英国や欧州の市場に参入することが期待されると述べた。

インドネシア政府は2020年以降、未加工のニッケル鉱石の輸出を禁止しており、一方でテスラや中国BYDグループといった世界的EVメーカーを誘致を試みている。

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