2024年8月16日 【転職×トレンドニュース】ロボタクシーの事情を先取り!海外の自動運転タクシーまとめ
こちらのページでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介いたします。
自動車業界の興味深いニュースを国内外問わず厳選し、内容を翻訳・要約して紹介していきます。業界の最新情報のキャッチアップの際にお役に立てましたら幸いです。
Aug 7, 2024 by Reuters
1.米ウェイモ、西海岸で自動運転配車サービスの提供地域拡大へ
グーグル傘下の自動運転車部門ウェイモは、サンフランシスコとロサンゼルスで配車サービス「ウェイモ・ワン」の提供地域を拡大すると発表した。アルファベットはウェイモに50億ドルの投資を計画している。サンフランシスコとフェニックスでは、ウェイティングリストなしで誰でも利用可能になった。
自動運転技術への投資には懸念もあるが、ハイテク企業は大きな期待を寄せている。ウーバーは自動運転車によるサービスが6倍増したと発表。テスラのマスクCEOも、AI、自動運転ソフト、ロボタクシー、人型ロボットに注力し、EV販売の減速に対処している。
Aug 14, 2024 By Reuters
2.中国自動運転車ウィーライド、米加州で乗客乗せた試験走行の許可取得
文遠知行(ウィーライド)、中国の自動運転スタートアップが、カリフォルニア州から乗客を乗せた無人運転車の試験走行許可を取得。3年間の許可で、運転手同乗・非同乗の両方で試験可能だが、一般向けサービスや運賃請求は不可。サンノゼ周辺で12台の運行を予定している。
米国は中国製システムの自動車使用を禁止する方針だが、ウィーライドはニューヨーク上場でのIPOを計画している。
現状、無人タクシー開発は規制や反対により困難な状況にある。現在、有料無人タクシーを運行しているのはウェイモのみ。
Aug 11, 2024 by Reuters
3.アングル:中国でロボタクシー加速、配車ドライバーは将来悲観
中国では自動運転タクシー(ロボタクシー)の普及が進んでおり、配車サービスのドライバーたちに不安が広がっている。武漢市では百度の「アポロ・ゴー」が既に運行を開始し、年内に1000台の配備を計画している。
中国政府は経済目標達成のため、少なくとも19都市でロボタクシーや自動運転バスの試験走行を許可しており、7都市では完全自動運転の試験サービスが承認されている。一方、米国では事故発生を受けて承認手続きを停止している。
専門家は、配車サービスやタクシーのドライバーが世界で最も早くAIによる失業の脅威に直面すると指摘している。中国の公式統計によると、国内配車サービスの登録ドライバー数は700万人に上る。
ロボタクシーによる失業への懸念がソーシャルメディアで話題となっており、一部のドライバーは将来に不安を感じている。専門家は、政府が雇用への影響を考慮してロボタクシーの普及にブレーキをかける可能性があると見ている。