【転職×トレンドニュース】中国マーケットの最新事情!中国のEVトレンドとメーカーの施策まとめ

こちらのページでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介いたします。

自動車業界の興味深いニュースを国内外問わず厳選し、内容を翻訳・要約して紹介していきます。業界の最新情報のキャッチアップの際にお役に立てましたら幸いです。

 

Dec 11, 2024 by NHK

1.中国 11月新車販売台数 2か月連続増も先行き不透明

中国の自動車販売台数は、前月に新エネルギー車の好調な販売により、前年同月比で11.7%増の331万6000台となり、2か月連続の増加を記録した。

政府の買い替え促進策により、新エネルギー車の販売は47.4%増加し、販売台数に占める割合は45.6%に達した。しかし、欧米での中国製EV関税引き上げの動きやトランプ次期大統領就任後の貿易摩擦への懸念から、自動車産業の先行きには不透明感が広がっている。

Dec 11, 2024 By 東洋経済オンライン

2.自動車部品ボッシュ、欧州と中国に「真逆」の課題

中国の自動車市場は急速に電動化とスマート化が進んでおり、新車販売の50%以上がEVおよびPHVとなっている。ボッシュ中国法人は、この市場変化に積極的に対応し、電動車とスマートカー向けの技術開発を加速させている。

消費者は先進運転支援システム(ADAS)などのスマート機能を重視するようになり、ボッシュは完成車メーカーの自社開発トレンドを尊重しながら協業を進めている。徐大全社長は、中国での経験をグローバル事業に活かすため、本社から大きな裁量を与えられていると述べている。

Dec 10, 2024 By 東洋経済オンライン

3.中国自動車市場で「外資系のシェア低下」止まらず

日本の自動車メーカーを含む外資系メーカーが、中国市場で厳しい状況に直面している。UBSのアナリストによると、中国ブランドの台頭により、外資系メーカーの工場稼働率は2020年の73%から2023年には56%に低下した。

2024年10月時点で、中国ブランドの市場シェアは70.1%に達し、外資系メーカーのシェアは大幅に縮小している。EVシフトの急速な進展と中国ブランドとの価格競争が、外資系メーカーの経営を圧迫しており、一部のメーカーは生産能力の削減や工場閉鎖を余儀なくされている。アナリストは、外資系メーカーがニッチ市場や高級車セグメントに注力するなど、中国市場における戦略の抜本的な見直しが必要だと指摘している。