【最新版】基礎からわかるEV市場｜世界と日本の現状動向
2月 22, 2024
目次
1. サービスエンジニアの仕事とは
サービスエンジニアとは、機械や電子機器の設置・保守・修理を担当する専門家を指します。
機械や電子機器に精通した知識を持ち、顧客とのコミュニケーションを通じてニーズを理解し、最適な解決策を提供することが求められます。取り扱う機械や製品によって、専門知識が異なるため同じサービスエンジニアでも専門性は様々です。例えば、エレベーターやエスカレーターの点検・保守を行うエンジニアもこのサービスエンジニアに含まれます。
製造業においても、さまざまな産業機械や電子機器が多岐にわたります。製品の販売が終わった後も、点検や修理を欠かさず行うことが非常に重要です。そのため、メーカーは製品提供だけでなく、アフターサービスにも注力しています。このアフターサービスを支える鍵となるのが、サービスエンジニアです。彼らは顧客が安心して製品を使用し続けることができるよう、点検や修理といったアフターサービスを提供する存在として欠かせない役割を果たしています。
2. サービスエンジニアの仕事内容
サービスエンジニアの主な職務内容は、機械や電子機器の設置・保守・修理です。機械や電子機器の設置から、定期的な保守点検。またトラブルがあった際の修理やトラブルシューティング、操作方法の説明などが仕事内容です。
以下に代表的な機器とそれに伴う仕事内容をいくつか説明します。
- コンピュータやノートパソコン：
サービスエンジニアは、コンピュータやノートパソコンのセットアップ、トラブルシューティング、ハードウェア・ソフトウェアの修理などを担当します。ユーザーからの問い合わせに対応し、効率的な動作を確保します。
- スマートフォンとタブレット：
スマートフォンやタブレットの設定、バッテリー交換、画面修理、アプリのトラブル解決などがサービスエンジニアの役割です。モバイルデバイスの動作状態を最適に維持します。
- 家電製品：
家庭用家電製品（冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど）の修理やメンテナンスを担当します。電子回路のトラブル、部品交換、エネルギー効率の向上などを行います。
- ネットワーク機器：
ルーターやネットワークスイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器の設定、トラブルシューティング、セキュリティ強化などを行います。ネットワークの安定性とセキュリティを確保します。
- 医療機器：
医療機器のサービスエンジニアは、MRIスキャナー、X線機器、血液分析装置などの設置、保守、修理を担当します。精密なキャリブレーションとトラブル解決が重要です。
上記に挙げたような代表的な機器にも、種類は非常に多岐に渡ります。技術者の少ない機器での専門知識を上げることで市場価値を上げることもできるでしょう。
3. サービスエンジニアは英語で？
サービスエンジニアは、英語では “Service Engineer” と表現されますが、求人広告などでは一般的に “Service Engineer”の他に“Field Service Engineer” や “Field Engineer” などのタイトルが使われることがあります。顧客の現地に出向いて修理や点検を行う役割を担うため、このような呼称が一般的です。また“Customer Service Engineer”と呼ばれることもあります。
英語：Service engineer, Field Sevice Engineer, Field Enigneer, FE, Customer Service engineer
4. 自動車業界におけるサービスエンジニアとは
自動車業界において、製品の購入や納品後に発生するメンテナンスや修理などのアフターサービスは、顧客満足を確保し、信頼を築く上で極めて重要です。自動車業界といっても、自動車の製造工程で活躍するサービスエンジニアと、販売後の自動車を担当するサービスエンジニアが存在します。今回は、販売後の自動車に関わるサービスエンジニアに注目してみましょう。
上記で説明したように機械の保守、修理なので自動車も含まれます。客先に駆けつけるサービスエンジニアという意味ではロードサービスエンジニアが挙げられますが、自動車は非常に複雑な構造のため、すべてを現場で修理できないケースもあります。そのため、整備工場で対応する整備士・サービスアドバイザーも併せて、それぞれ役割と重要性について詳しく見ていきます。
1. ロードサービスエンジニアの役割
ロードサービスエンジニアは、その名の通り、道路上でトラブルに遭った顧客のもとに急行し、修理や支援を行う役割を果たします。車両の故障や事故、バッテリー上がりなど、さまざまな緊急事態に対応する能力が求められます。顧客が困った状況から迅速に脱出できるよう、技術的な知識と機動力が不可欠です。
近年では、電気自動車も徐々に普及し充電中に駆けつけるサービスなど、自動車整備士が客先に移動して修理したり、工場での修理が必要かを判断する”駆けつけサービス”も広がりつつあります。
2. 整備士とサービスアドバイザーの役割
整備工場で行われるメンテナンスや修理には、整備士とサービスアドバイザーが関与します。整備士は国家資格を保持し、高度な技術力を持つ専門家であり、複雑な修理作業に従事します。一方、サービスアドバイザーは顧客との窓口であり、修理やメンテナンスのプロセスを説明し、必要な作業内容や費用の見積もりを提供します。彼らの顧客対応スキルが、顧客満足度を左右します。
5. サービスエンジニアに必要なスキル
- 機械や電子機器に関する深い知識と修理技術
なんと言っても、最も重要なのは製品機器に関する知識です。よくある故障事例なども抑えて、様々な課題を解決できる専門知識が求められます。電子機器など様々な機能の追加やアップデートがより早くなってきています。常に新しい情報を取り入れて、学んでいくことも重要なスキルと言えます。
- 優れたコミュニケーション能力
クライエントのニーズを聞き出し、どうして起こったのか、何が原因と考えられるかをしっかりとヒアリングして可能性を探る必要があるため、円滑な作業にあたってコミュニケーション能力は必須と言えます。
- 責任感
依頼している企業の頼みの綱となり、プロの力を必要としています。原因究明に向けて、可能性を考えて遂行する力、何が原因かを特定し、解決するまでの一連の業務を1人で任されることも少なくありません。そのため、責任感も大事なスキルの１つです。
- 肉体的なスタミナ
顧客の設備に対応するための現地対応も行うため、肉体的な体力も必要です。
6. サービスエンジニアの仕事に就くには
自動車業界のサービスエンジニアとして転職を検討しているのであれば、まずは転職エージェントに相談することをおすすめします。
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