2025年2月20日 アメリカへ転職する|初めての海外転職へ向けたビギナーガイド
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アメリカでのキャリアを始めるには、どのようなルートがある?
アメリカでのキャリアをスタートさせるには2つの方法があります。
①現地採用で狙う:アメリカで募集を行っている企業に応募
②駐在ポジションを狙う:アメリカに事業展開している国内企業に絞って転職活動を行い、駐在という形でアメリカへ移住
本記事では①のアメリカ現地採用を通じた転職活動の手順について解説していきます。
情報収集を積極的に行う
日本では主にビズリーチやen転職といった大手転職サイトを利用することが多いかと思います。そのようなサイトにもアメリカ現地採用の求人は掲載されていますが、より多くの選択肢を持つためにも、上記に加えてよりグローバルな転職プラットフォームを利用することをお勧めします。
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LinkedIn
ビジネス向けSNS。求人検索だけでなく、業界のプロフェッショナルとつながることができる。
企業の採用担当者と直接コンタクトを取れるほか、業界の最新動向や企業のカルチャーを把握しやすい。
Indeed
世界規模の求人検索プラットフォーム。企業の公式ページや他の求人サイトの情報も一括で検索可能。
幅広い求人情報をチェックでき、希望条件に合った仕事を効率よく探せる。応募プロセスもシンプル。
Glassdoor
企業の口コミや給与情報、面接の体験談を掲載するサイトで、求人情報も掲載されている。
企業の評判や報酬水準、採用プロセスについて事前に知ることができるため、応募を決める際に参考になる。
また、アメリカ求人を抱えるエージェントと繋がることもお勧めです。新たに希望に見合う求人が上がってきた際にタイムリーに連絡を貰うことができます。
履歴書・職務経歴書の準備
アメリカの企業に応募する際、日本の履歴書とは異なる形式の「レジュメ」と「カバーレター」が必要になります。
- レジュメ:A4 1枚程度に職務経験やスキルを簡潔にまとめる
- カバーレター:志望動機や企業への関心を伝える文書を作成
いくら自分自身のキャリアについてとはいえ、慣れないフォーマットでの記入は時間がかかってしまうものです。早め早めの準備を心掛けましょう。
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レジュメの書き方
日本の履歴書・職務経歴書とは異なるフォーマットの英文レジュメの書き方を徹底解説。ダウンロードできる便利なテンプレート付です。
記載事項をステップバイステップで説明し、各セクションでよく使用される単語もまとめ、英文レジュメを初めて書く方や、英語があまり得意ではない方にも生かしていただける内容となっております。
アメリカでの就労に関係するビザは
- 非移民ビザ
- 移民ビザ(=永住権(グリーンカード))
のいずれかになります。
特に今回初めてアメリカで転職を狙うという方にとって取得するべきは
- 非移民ビザ
となります。
このビザはAビザ~Rビザまであり、種類が多いのに加えて、要件必要な手続きがそれぞれ異なるため、実際に手続きに進む際は注意が必要です。
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Hビザとは
アメリカでの就労を目的としたビザはHビザと呼ばれます。以下がその詳細です。
ビザの種類 | 対象者 | 主な条件 |
---|---|---|
H-1B | 高度専門職(IT、エンジニア、医療など) | 学士号以上の学歴が必要で、発給数には上限がある。 |
H-2A | 農業分野の労働者 | 期間限定の農作業に従事するため、雇用主の申請が必須。 |
H-2B | 農業以外の一時的労働者 | 季節性や短期雇用の仕事向けで、発給枠が設定されている。 |
H-3 | 職業訓練生・特別教育プログラムの参加者 | 米国での技能研修や特定の教育プログラムに参加するためのビザ。 |
H-4 | Hビザ保持者の配偶者や子供 | 原則として就労不可。ただしH-1B保持者の永住権申請状況によっては、一部就労が認められることがある。 |
◇まとめ:自分に合った求人情報を集めるために
アメリカで就職し、理想のキャリアを叶えるには、日本の転職活動とは異なるリサーチと綿密な準備が必要不可欠です。求人情報の収集からビザ手続き、面接対策まで計画的に進めていきましょう。
とはいえ、初めての海外転職、且つ周囲に経験者やその道に詳しい方がいない状況では、なかなか何をすれば良いのか分からないこともあるかと思います。Turnpoint Consulting USA Inc.ではアメリカへの転職支援のプロフェッショナルとして、求人紹介のみならず現地の採用状況などの情報共有や転職活動準備のガイダンスを行い、初めての海外転職でも安心の徹底サポートをご提供します。