【転職×トレンドニュース】EV製造の要!ギガキャスト導入企業まとめ

こちらのページでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介いたします。

自動車業界の興味深いニュースを国内外問わず厳選し、内容を翻訳・要約して紹介していきます。業界の最新情報のキャッチアップの際にお役に立てましたら幸いです。

 

Feb 12, 2025 by 日本経済新聞

1.中国新興EV「Zeekr」最新工場 一体成型でテスラ超えも

中国浙江省の杭州湾に位置する新興EVブランド「Zeekr」はテスラが先駆けたギガキャスト技術を導入し、部品の大幅削減と性能向上を実現した。工場では5G対応の自動化も徹底され、AGVやロボットが生産を担う最先端施設となっている。

2021年3月に吉利傘下で設立されたZeekrは短期間で複数車種を展開し、2024年には月間販売2.7万台を突破。世界EV販売ランキングでも上位に入り、高級EVブランドとしてテスラに次ぐ存在感を示している。吉利の悲願だった高級ブランド確立の切り札として、2024年夏には日本進出も表明し、「第2の黒船」として注目を集めている。

Mar 4, 2025 by 日本経済新聞

2.芝浦機械、EV部品一体成型 「ギガキャスト」でコスト大幅減 機械メーカー競争激化

芝浦機械が自動車部品一体成型技術「ギガキャスト」市場に参入する。3月に型締め力6100~12000トンのアルミ鋳造設備を発売し、年間10台の販売を目指す。

この技術はEV製造の大幅なコスト削減が可能で、テスラやトヨタが採用している。ギガキャスト市場は2033年に約5400億円と2023年比で50倍に成長すると予測される。国内ではUBEマシナリーが先行し、海外では中国勢が2万トン級を開発中だ。テスラは171個の部品を2個に集約したが、修理費用の高額化や品質安定化など課題も残る。自動車製造を変革する可能性を持つこの技術導入に日本企業も注力すべきである。

Feb 17, 2025 By レスポンス

3.ギガキャスト技術でアンダーボディを一体成形、JMCが大型アルミ鋳造設備導入

JMCは長野県飯田市のコンセプトセンターに大型低圧鋳造炉と大型ブラストルームを導入した。これは自動車業界のギガキャスト技術による一体アルミ鋳物製造ニーズに対応するためである。

導入された鋳造炉は定盤面積2060×1900mm、溶解重量約400kg、ブラストルームは最大ワーク寸法2000×1500mm、重量150kgに対応する。

同社は2025年内にギガキャストクラス製品の月100台以上の生産を目指し、自動車業界の少量多品種生産の課題解決に貢献する計画だ。