【転職×トレンドニュース】更なる発展を続けるモビリティサービスと地方創生まとめ

こちらのページでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介いたします。

自動車業界の興味深いニュースを国内外問わず厳選し、内容を翻訳・要約して紹介していきます。業界の最新情報のキャッチアップの際にお役に立てましたら幸いです。

 

July 3, 2024 by 日本経済新聞

1.配車アプリnewmoがタクシー買収 ライドシェア新陣営

アプリ開発スタートアップのニューモ(東京・港)が大阪のタクシー会社「未来都」を買収し、日本版ライドシェア事業に参入する。未来都は600台以上のタクシーを保有し、2023年度の売上高は55億円。買収額は数億円と推定される。

ニューモは運行管理システムやアプリを開発中で、今秋からグループのタクシー会社に導入予定。これにより、中堅中小タクシー会社のライドシェア参入を支援する。2026年3月までに車両数を現状の4.6倍の3000台に増やす計画だ。

ニューモはメルカリ出身の青柳直樹氏が2024年1月に設立。ANRIなどのベンチャーキャピタルや事業会社から20億円を調達し、追加で100億円の調達も予定している。

タクシー業界では、大手とIT企業の協業が進んでいる。第一交通産業グループは配車アプリ「DiDi」や米ウーバーテクノロジーズと提携。ライドシェア事業の成長には規模拡大や認知度向上が必要で、ITや新興企業を交えた資本提携や買収が進む可能性がある。

4月に始まった日本版ライドシェアは、タクシー会社が運行管理や運転手の勤務管理を担う独自の仕組みを採用。これにより、タクシー業界の新たな陣営づくりが進んでいる。

July 9, 2024 By 日本経済新聞

2.静岡のタクシー、デジタル化の波 ライドシェアやAI活用

静岡県のタクシー業界が人手不足と物価高に対応するため、デジタル化を進めている。静岡市では日本版ライドシェアが始まり、藤枝市ではAIを活用した乗り合いタクシーの実験が行われている。

静岡ひかりタクシーは、DiDiモビリティジャパンと提携し、遊休車両2台を使用した日本版ライドシェアを開始した。金曜と土曜の夕方から翌朝にかけて運行し、需要に応じて拡大を検討している。

藤枝市では「ふじえだmobi」というAIを活用した乗り合いタクシーの実証実験が行われており、利便性向上と需要創出に努めている。

タクシー業界は運転手不足や高齢化などの課題に直面しており、デジタル化による解決が期待されている。しかし、アプリ利用の認知度向上や顧客のデジタル理解が課題となっている。

業界はこれらの取り組みを通じて、需給バランスの改善と新たなサービス提供を目指している。

July 10, 2024 by Yahoo!ニュース

3.八丈島で始まる、自動運転バスやAIデマンドタクシーなど持続可能な交通社会に向けた実証実験

東京都は2024年7月から八丈島で次世代モビリティサービスの実証実験を開始する。「AIデマンドタクシー」、「シェアリングモビリティ」、「自動運転バス」の3つのサービスを通じて、持続可能なモビリティ社会の実現を目指す。
八丈島は東京都心から約280km南に位置し、海のアクティビティや自然を楽しめるリゾート地として知られている。これまでにもドローン配送や電動バイクシェアリングなどの実験が行われてきた。
新しいサービスの特徴:

  1. AIデマンドタクシー:AIによる効率的な乗り合い輸送
  2. シェアリングモビリティ:ドコモ・バイクシェアと島内事業者による運営
  3. 自動運転バス:空港と港を結ぶルート

これらのサービスは、限られた人材資源を効率的に活用し、交通難民を出さない社会の実現を検証する。この実験は他の地域にも応用できる可能性があり、注目されている。