【転職×トレンドニュース】メーカー別!EVトレンドの行方まとめ

こちらのページでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介いたします。

自動車業界の興味深いニュースを国内外問わず厳選し、内容を翻訳・要約して紹介していきます。業界の最新情報のキャッチアップの際にお役に立てましたら幸いです。

 

Dec 3, 2024 by 東洋経済オンライン

1.中国シャオミ、「EV事業の急成長」が好業績を牽引

小米(シャオミ)は2024年の第3四半期において、急成長するEV事業により好業績を達成した。

売上高は前年同期比30.5%増の925億700万元に達し、EV販売台数は3万9800台と、前四半期比1.5倍近くに増加した。

スマートフォン事業は成長が鈍化し、部品価格の高騰により粗利益率が低下したが、EVセグメントの成長によって全体的な業績は改善している。盧総裁は、年間スマートフォン出荷台数1億7000万台を目指し、海外市場での成長に期待を示した。

Dec 9, 2024 By Reuters

2.ベトナム新興EVビンファスト、国内第2工場建設へ

ベトナムのEVメーカー、ビンファストは北部ハイフォンに続いて、中部ハティン省に第2工場を建設する計画を発表した。

新工場は年間30万台の生産能力を持ち、主にSUV「VF3」と「VF5」を国内販売と輸出向けに生産する。来年7月に稼働予定で、グエン・ビエト・クァン副会長は国際市場での需要拡大に対応するための重要な一歩と説明している。

第3四半期の決算では赤字が縮小し、年初から9月までの納車台数は4万4773台で、年間目標8万台の55%強に達している。

Dec 5, 2024 By 東洋経済オンライン

3.脱エンジンのホンダ、「EVの加速」阻む厳しい現実

ホンダのEV事業は、高額なインセンティブによる収益悪化や、北米市場でのEV需要の鈍化に直面している。一方で、コスト削減と技術革新に注力している。

新技術「メガキャスト」により、車体部品の生産プロセスを大幅に簡素化し、部品点数を60から5に削減することで製造コストを低減する。また、全固体電池の開発にも力を入れ、現行の液体リチウムイオン電池と比較して、航続距離を倍増し、製造コストを25%削減する目標を掲げている。

さらに、2040年代には電池技術を発展させ、航続距離を2.5倍、製造コストを40%削減する計画である。基幹部品の内製化、生産工程の自動化とデジタル化を通じて、EV事業の収益性改善を目指している。厳しい環境規制への対応も視野に、柔軟かつ戦略的にEV事業を推進する方針である。