【転職×トレンドニュース】最新技術に競争激化?!中国自動車市場の近況まとめ

こちらのページでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介いたします。

自動車業界の興味深いニュースを国内外問わず厳選し、内容を翻訳・要約して紹介していきます。業界の最新情報のキャッチアップの際にお役に立てましたら幸いです。

 

Feb 20, 2025 by 自動運転ラボ

1.中国BYD、150万円の激安自動運転EVを発売へ!その名も「神の目」

中国の電気自動車大手BYDが、自社開発の最新先進運転支援システム「天神之眼」(神の目)を低価格EVにも搭載する計画を発表した。これは約150万円以下の廉価版モデルにも自動運転機能を提供するという方針転換である。

最も安価なモデル「Seagull」(約9,550ドル)を含む全6ブランドへの搭載が予定されている。このシステムは高度なセンサー、カメラ、LiDARを活用し、リモート駐車や自動追い越しなどの機能を実現する。ただし搭載される自動運転レベルは車種により異なり、高価格帯には性能の高いLiDARが搭載される。

近年は中国企業を中心に低価格自動運転車の発表が相次いでおり、テスラの「Cybercab」やBaiduの「RT6」も30万円台での提供を目指している。

Feb 19, 2025 By 東洋経済オンライン

2.中国の「SDVスタートアップ」に早くも淘汰の波

中国の自動車業界ではSDV(ソフトウェア定義車両)の開発競争が激化し、技術や資金が不足する企業が淘汰されている。

自動運転スタートアップの縦目科技はその典型例だ。同社は2024年12月の従業員給与を支払えず、住宅積立金や社会保険料も納付できない状況に陥った。2013年創業の同社は、2022年に企業評価額1722億円に達したが、2023年以降は競争激化により存在感を失った。新分野への転進も失敗し、2024年末に資金繰りが行き詰まった。同社はIPOを二度試みたが失敗し、2023年決算では107億円の売上に対し121億円の純損失を計上した。

業界関係者は「将来生き残れるのは3社程度」と厳しい見方を示している。

Feb 20, 2025 By Reuters

3.中国製EV関税、EUとの交渉推進へ最善尽くしている=商務省

中国商務省の何亜東報道官は、欧州連合(EU)による中国製電気自動車への最大45.3%の関税引き上げ決定を受け、交渉推進に「最善を尽くしている」と表明した。

EUは昨年10月、域内意見が分かれる中で反補助金調査を終了し、大幅な関税引き上げを決定した。何報道官はEUに産業界の声に耳を傾け、対話と協議を通じた双方の投資協力を推進するよう強く求めた。これに対する対抗措置として、中国は一部欧州製品への調査を進めている。