【転職×トレンドニュース】目が離せない!最新のEV事情まとめ

こちらのページでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介いたします。

自動車業界の興味深いニュースを国内外問わず厳選し、内容を翻訳・要約して紹介していきます。業界の最新情報のキャッチアップの際にお役に立てましたら幸いです。

 

Mar 5, 2025 by 東京新聞

1.ボルボ、高性能な新型EV発表 10分充電で300キロ走行

ボルボ・カーは新型電気自動車「ES90」を発表した。このEVは10分の急速充電で約300キロ走行可能で、充電時間の課題を解決している。

エヌビディア製コンピューターを搭載し、周囲監視能力が向上、最大約700キロ走行できるモデルも用意された。日本では2026年に納車開始予定だが、価格は未定である。充電時間短縮には次世代急速充電器の整備が必要とされる。

欧州ではEV普及が想定を下回り、ボルボは2030年までのEV専業化目標を撤回したが、長期的には完全電動化を目指す方針を維持している。

Mar 12, 2025 by Reuters

2.ステランティス傘下のマセラティ、スポーツカー電動化計画を撤回

マセラティは11日、スポーツカー「MC20」の電気自動車版「MC20フォルゴレ」の発売計画を撤回した。

市場調査によると、MC20の顧客は強力なガソリンエンジンを好み、近い将来に電池式EVへの乗り換えに消極的であることが判明したためである。2020年に発売されたMC20はイタリア北部モデナで生産され、価格は約24万ユーロからとなっている。

マセラティの販売台数は昨年1万1300台と前年の2万6600台から大幅に減少し、2億6000万ユーロの営業損失を計上した。一方、競合他社のフェラーリは今年10月に初のEVを発売予定で、ランボルギーニは2029年、ポルシェは既に2019年からEVを提供している。

Mar 12, 2025 By Reuters

3.車載電池ノースボルト、スウェーデンでも破産申請 欧州自動車業界に打撃

スウェーデンの電気自動車用電池メーカー、ノースボルトが破産申請した。これはスウェーデン企業としては過去最大級の破綻であり、欧州のEV電池産業にとって大きな打撃となる。

同社は昨年11月に米国で連邦破産法11条の適用を申請していたが、「必要な財務条件を確保できなかった」と声明で述べた。フォルクスワーゲンやゴールドマン・サックスを大株主に持つノースボルトは、欧州自動車業界がCATLやBYDなど中国企業への依存度を下げる希望の星だった。

この経営危機を受け、ポルシェやスカニアなど取引先各社は代替調達先の確保に動いている。BMWは昨年、20億ドルの契約をキャンセルしていた。