【転職×トレンドニュース】スタートアップ×大手!最新技術の開発&導入まとめ

こちらのページでは、世界中の自動車およびモビリティ市場におけるトレンドのニューストピックを紹介いたします。

自動車業界の興味深いニュースを国内外問わず厳選し、内容を翻訳・要約して紹介していきます。業界の最新情報のキャッチアップの際にお役に立てましたら幸いです。

 

Oct 16, 2024 by 日本経済新聞

1.日立系とティアフォー、次世代車SDV量産へ開発基盤

ティアフォーと日立Astemoが、SDV(ソフトウェア定義車両)の開発基盤を共同構築する計画を発表した。2030年頃の量産車での活用を目指し、2028年頃からの提供開始を予定している。

この基盤は、自動車メーカーのSDV開発コストや課題解決を支援し、普及を促進する狙いがある。システムはクラウド上で開発可能で、走行中の新機能テストや効率的なデータ解析も可能にする。両社は自動車メーカーの要望に応じてソフトを改良し、追加収入を得ることを想定している。

SDVは車の機能をソフトウェアで更新できる技術だが、多くの自動車メーカーにとって知見不足や開発費用が課題となっている。この分野では米テスラが先行しているが、伝統的な自動車メーカーの参入により市場拡大が期待される。

Oct 17, 2024 By 日経モビリティ

2.インホイールモーター独新興、28年量産 VW系VCも出資-編集長インタビュー

独ディープドライブは、VW系VCなどから48億円を調達し、インホイールモーターの開発を進めている。

創業者のエンダー氏は、2028年の量産開始を目指すと明かした。同社の「デュアルローターモーター」は、従来のeアクスルより航続距離を20%延ばせるという。世界トップ10自動車メーカーの8社と協業中で、欧州メーカーとの大型契約が期待される。

インホイールとセントラルモーター両方の需要があり、BMWとは路上試験も開始。量産に向けて従業員を増員し、施設も拡大。日本市場にも注目しており、EVだけでなくHVへの応用も視野に入れている。エンダー氏は28年の量産開始に自信を示し、年間数万台から10万台の生産を計画。欧州でのEV販売減速の影響は少なく、むしろチャンスと捉えている。

Oct 8, 2024 By 日経モビリティ

3.EV充電、ソフトで3割時短 英ブリーズ「SDVの次はSDB」

ブリーズは電気自動車(EV)の充電を最大30%速める「ブリーズチャージ」ソフトを開発。このソフトは電池の状態をリアルタイムで把握し、最適な充電を行う。ボルボ・カーが採用を決定した。

また、電池寿命を33%延ばす「ブリーズライフ」も開発中。イアン・キャンベルCEOは、自動車メーカーの間でソフトウエア・デファインド・バッテリー(SDB)技術への関心が高まっていると指摘。

今後、EVの普及に伴い、海運や航空宇宙分野でも電動化が進むと予測。ブリーズは従業員を増やし、グローバルな展開を目指している。