自動車業界向け面接対策

自動車業界の面接対策として準備しておくべきポイントをここでは解説していきます。

基本的な業界知識から質疑応答の対策まで面接の前に一度確認しておきましょう。

業界トレンド

1. CASEとは

Connected |コネクティッド、Autonomous | 自動運転、Shared service | シェアリングサービス、Electric |電動化の頭文字を取った造語です。従来の自動車業界の概念を大きく変え、今後の自動車産業の未来を示す指針として用いられています。

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2.MaaS|マースとは

MaaSとはMobility as a Service の頭文字を取ったもので、バス、電車、タクシー飛行機などあらゆる公共交通機関やそれ以外の人の移動に関するサービスをITで繋ぎ効率よく移動できるサービスのことです。検索から予約・決済まで一括で行うことができ、高齢化など地域の課題を解決し、移動の利便性を向上させるとして様々な業界がMaaSに取り組んでいます。

3.環境への取り組み 

2050年までに、脱炭素社会を実現して温室効果ガスの排出量をゼロにしようという「2050年カーボンニュートラル宣言」が発表されました。この実現に向けて、ガソリン車の販売は2030年代に禁止になります。そのため、各自動車メーカーは二酸化炭素を排出しない電動車に注力しています。日本政府も2035年までに新車販売の電動車比率100%にする目標を掲げています。

4. 新型コロナと半導体不足

新型コロナウイルスや米中の経済摩擦など様々な要因によって引き起こされた世界的な半導体不足は2021年から自動車業界にとっては大打撃を与えました。自動車の受注は予想以上に高水準に達しているものの、半導体の不足により、完成車メーカーは生産ラインの閉鎖や、ワイヤレス充電やシートヒーターなどの人気機能の削除を余儀なくされています。生産ラインが閉鎖されると、雇用が減り、日本経済にとっても大きな打撃となります。この半導体不足をいかに解消していくかという点も自動車業界にとっての大きな課題と言えます。

自動車業界 相関関係マップ

製造メーカーだけでなく、今では様々なプレーヤーがあらゆる角度から介入していることで自動車業界が変化しつつあります。消費者へのサービス観点では、自動車メーカーのみが提供しているわけではありません。ディーラーなど販売店やアフターサービスに加えて、月額制のサブスクリプションモデルオンライン販売、カーシェアなど手掛ける自動車メーカーや事業会社が増えてきました。

技術開発においても、自動運転技術から、コネクティッドサービス電池開発セキュリティ面など製造メーカーのみならずITやソフトウェア企業の介入も増えてきました。

日系完成車メーカー : トヨタ/日産/ホンダ/スバル/マツダ/スズキ/ダイハツ など

外資完成車メーカー:メルセデスベンツジャパン/フォルクスワーゲンジャパン/BMWジャパン/ボルボジャパン/ステランティスジャパン/ジャガーランドローバージャパン/ポルシェジャパン/ゼネラルモーターズジャパン など

日系部品メーカー:デンソー/アイシン/日立製作所/三菱電機/住友電気工業 など

外資部品メーカー:ボッシュジャパン/コンチネンタルジャパン/ZFジャパン/ヴァレオジャパン/シーメンズ/マグナインターナショナル/フォルヴィア など

• MaaS関連:Uber/DiDi/Grab/三井不動産リアルティ/タイムズモビリティ など

• ITサービス:IBM/Google/百度/日立製作所 など

• AI・半導体・バッテリーセンサーなど:Mobileye/NVIDIA/HERE/CATL/村田製作所/ソニー など

• コンサルティング(リサーチ):アクセンチュア/PwC/デロイト/EY/ベイカレント/アビーム/JDパワーなど

• 保険・ファイナンシャルサービス:(各完成車メーカー子会社)ファイナンシャルサービス/プレステージ・インターナショナル/東京海上日動

• 商社:伊藤忠商事/明治産業/三井物産/豊田通商/住友理工/丸紅

1.完成車メーカー

日系完成車メーカー

日本にグローバル本社を置き、日本と海外市場での販売戦略から、技術開発、生産戦略などの役割を担っており会社全体を支え成長していくための様々な職種が存在します。面接前には、自動車メーカーごとで、中長期ビジョンを確認し、それぞれのビジョンや強みを把握しておくと良いでしょう。どこの市場が強いのか技術開発においての現状や将来性はどうか、など他社の自動車メーカーとの違いを抑えておきましょう。

外資完成車メーカー

基本的に、いかに本国のグローバル本社と連携し日本市場での売り上げを伸ばしていくかが最重要ゴールであるという点が基礎にあります。日本市場で会社を成長させるために、自分はどう貢献していくのかという観点を持って面接に臨みましょう。

弊社では業界専門コンサルタントが面接対策を含め包括的にサポートしています。お気軽にお問い合わせください

2.自動車関連技術メーカー|自動車部品・素材メーカー

自動車部品メーカーや自動車に関する技術開発企業向けにおいても、まずはそれぞれの企業のビジョンや強みを把握しておくと良いでしょう。

完成車メーカーとの違い

自動運転や電動車のバッテーリー技術、コネクティッドサービスなど、今後は新しいテクノロジ―に対して、幅広い領域で投資をしていく必要がありますが、完成車と比べると部品メーカーは一つの技術に対してより多くの資金をかけられます。

そこで、それぞれの会社がどのような技術に着目して力を入れているのか、また業界トレンドを見てなぜその技術に力を入れている企業に自分は入社したいのかという点を面接では説明できるようにしておきましょう。

また、特に部品メーカーについては、以下の二点についても重要なポイントです。

1.完成車メーカーとの調整・マネジメント力

完成車メーカーの都合によってはタイムライン等プレッシャーがかかる場面も頻繁に起こります。そのようなプレッシャーをどう対応するかという点は良く見られる傾向にあります。

2.  安全への責任感

特に自動車の安全性は命に直結するため、品質に関してこだわりを持っている企業が多いです。その点についても、責任感を持って業務に従事できる点がアピールできると良いでしょう。

面接準備においては、お気軽に弊社コンサルタントへお問い合わせください

3.自動車関連サービス

自動車販売会社やファイナンシャルサービス、カーシェアやMaaS関連、アフターサービスなど自動車と消費者を結ぶサービスの在り方にも大きな変化が起こっており、各事業会社の方針や取り組みも様々です。自動車関連サービスでは顧客接点がキーポイントになり、従来の対面だけでのサービスからデジタル化が進みアプリやオンラインサービスも活用した顧客とのタッチポイントが増えてきている点を理解しておきましょう。

CASEなど業界トレンドを抑え、なぜその企業に興味を持ったのかなぜそこにやりがいを感じるのかを整理しておきましょう。完成車メーカーや開発側ではなかなか分からない顧客の声を最前線で受け止め、顧客満足をどう上げていくかサービス改善にどう繋げていくかという点が企業としての挑戦であり、今後も必要不可欠な役割を果たしていくと言えます。

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Turnpoint Consultingでは外資企業また日系グローバル企業を中心に、無料で英語面接対策を提供しております。企業ごとに応じた面接対策や気を付けるポイントを弊社コンサルタントと共に対策し面接に臨みましょう。

最後に

自動車業界は100年に一度の大変革期と言われており、既存の自動車ビジネスモデルから様々なプレーヤーが進出しています。

面接では、他業界出身の方の割合が直近では非常に増えてきています。まずは、基礎知識として自動車業界全体の相関関係を把握し、今後人々の生活やサービスの変化に合わせてどう各プレーヤーが取り組んでいくかを見ていく必要があります。

ますは、企業にとってあなたを採用するメリットを存分に伝えられるよう企業の目指いしている方向性とあなたの経験スキルを端的に伝える必要があります。どれだけスキルがマッチしていても面接でうまく説明できなくては本末転倒です。事前にしっかりと準備をしてから望みましょう。

Turnpoint Consultingでは、企業に合わせて面接官や具体的な質問など、より踏み込んだサポートを提供しています。お気軽にお問い合わせください。

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